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今日という日を生きる

公開日: : 最終更新日:2014/07/03 こころの窓 ,


 将来を見越して生きることに慣れきってしまった私たちの目は、まるで近くではなく、遠くにしか焦点を結べなくなっているようだ。

 私たちは、明日のために生きているせいで、今この瞬間を楽しむ力を奪われている。そして、明日がくれば今度はそのまた明日があるのだ!

 私たちはまるで、虹に手が届けばどんなにうれしいだろうと、どこまでも追いかけていく子どものようなものだ。

 人生最高の時はまだ先にあると思いこみ、いつか必ず、夢見た未来に出会えるはずだと信じている。そしてその理想の人生を待ちながら、誰もが空中楼閣を築くことにいたずらに時間を費やしているのだ。



 その一方で、過去に生きている人も多い。彼らは、かつて自分に与えられていた無限の可能性や、取りにがしてしまった絶好のチャンスを思いかえしながら暮らしている。

 私たちはいつも、もう手遅れというときになって初めて、自分がどんなに恵まれていたか、どれほど可能性に満ちていたかに気づき、過去を悔やむものだ。

 つかみそこなったチャンスほど途方もなく貴重に思え、時計の針を戻せたならああしたのに、こうしたのにと心が乱される。

オリソン・S・マーデン


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