*

幸せのしずく

公開日: : こころの窓 , ,


  幸せになる最大の秘訣は、人生の一瞬一瞬を楽しむことにある。毎日が本当の意味で「休日」となるべきなのだ。

 つまるところ人生は、家庭や職場での平凡な出来事・・日々のありふれた雑事・・によって形作られている。どんなに忙しくても、毎日の生活のなかに何か心を広げ、豊かにしてくれるものを取り入れよう。

 日付が明日に変わる前に、自分の人生に新たな美と喜びを加えよう。人生を、楽しいことばかりの時期と味気ない苦行の時期に分ける必要などないのだ。

 楽しみを先にのばしても何の得にもならない。ある作家はこう書いている。

 「私はむしろ蝶を追って暮らし、月の光を瓶につめて闇夜の灯りとしよう。日々の生活で出会う幸せのしずくをすくいとること、それが幸せになるたったひとつの方法である。

maru3 学生は勉学のなかに、徒弟は手仕事のなかに、商人は商売のなかに幸せを見出さねばならない。さもなくば目指すものを手にしたときには、人生の喜びを失っているだろう」



 東洋にこんな言い伝えがある。あるところに不思議な力を持つ仙人がいた。
 仙人は美しい少女に、「このトウモロコシ畑に分け入って、一度も立ち止まらず振りむかず、またあちこち探し歩いたりせずに、一番大きくてよく熟した穂を選ぶことができれば、おまえにすばらしい宝物をやろう」と約束した。

 少女が畑に足を踏み入れると、大きな穂がたくさんあった。だが彼女は、もう少し行けばもっと大きな穂があるのではないか、もっと熟した穂が見つかるのではないかと先へ進んだ。

 しばらく行くと、まわりは育ちが悪いトウモロコシばかりになった。これでは宝物はもらえないわ、とさらに先へ進むうちに、とうとう少女はひとつも穂を選ぶことなく畑を歩きとおしてしまった。

 この逸話は、多くの人々の人生そのものである。
 

オリソン・マーデン


関連記事

agariime

親との関係

   自分が過剰に人に尽くしちゃうのはどうしてだろうかと言えば、 親との関

記事を読む

no image

今日という日を生きる

 将来を見越して生きることに慣れきってしまった私たちの目は、まるで近くではなく、遠くにしか焦

記事を読む

agariime

重い荷物を下ろしましょう

   自分の背負っている重い荷物を下ろしましょう。  それまでの人生で、辛

記事を読む

agariime

うまく話そうなどと思ってはいけません

     うまく話そうなどと思ってはいけません。  話し手に味があれば、どん

記事を読む

agariime

あるがままの自分を受け入れる

   「真面目であらねばならない」と強く思っている人は、自分のなかの不真面目

記事を読む

agariime

心の技法

          &nbs

記事を読む

no image

幸せをはばむ二つの敵

  恐れと不安ほど幸せを大きく阻むものはない。このふたつの敵は、いついかなるときも災いのもと

記事を読む

agariime

あなたの自由を妨げるもの

 この世には、陽気な人、暖かい日差しを運んでくれる人、醜いものや歪んだものから目を背け、世界

記事を読む

agariime

自分自身にブレーキをかけていませんか?

 二流の雑誌にものを書いていたアダムスは、どうしても一流雑誌に割り込むことが出来ないのでした

記事を読む

agariime

こころの窓

  心の中でくり返しめぐらされる思いは、 たとえ良いものでも、悪いものでも

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

  •    
    PAGE TOP ↑