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心の包みをほどく


hakase 着物、風呂敷は日本文化の特徴を表わしています。包むという文化です。自分の身体や物を包んで美しく見せます。また日本の文化は恥の文化ともいい、恥をもっとも嫌います。恥ずかしいこと、醜いことは包み込んで表に出しません。

 ここに日本文化の美しさと良さがあるのですが、反面、この包む文化には負の遺産があるように思います。 

 日本はアメリカなどに比べるとあがり症が多いように言われていますし、自己主張も下手とも言われています。これは包み込んで表にはあまり出さない文化の習性のせいかも知れません。

onnanoko2 自分の過去の失敗や、惨めな体験、恥をかいた体験などを心の中に包み込んでしまっておく・・・こんな人が多いような気がします。「人に知られたくない」という思いは、包み込むことですから、ほどかないかぎりこの体験からくる嫌な思いは消えることはありません。これがなかなかあがり症から抜け出せない原因です。



 人の前で過去の惨めな体験を話しながら思わず泣き出した人、こうした人を見ていると、「よくよく辛い感情を溜めていたんだなぁ」と感じます。でもこうした過去の辛く惨めな感情をはき出した人は間違いなく抜け出しています。どこか心の重荷がとれた感じで、確実に前に進みだしているのです。

 泣くほどでなくてもこの心の包みを人前で解いて、心を明らかにする行為が必要です。これが心のしばりからぬけ出す大切な方法です。掴んでいるものは放さなければいついつまでも自分を苦しめます。

 ただ体験者は、友人や家族に話しても愚痴を言っただけのような感じになり効果はなかったと語っています。

 過去の体験が問題なのではなくて、その体験を通して掴んだ惨めな感情、辛い感情、恥ずかしい思いが留まっているのです。思いや感情は、語り、外に出さない限り心の中に残り続け自分を苦しめます。
 

次は 「ふと思い出すこと」の中に1
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公開日:
最終更新日:2014/09/18

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