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性格からくる原因


l-31a あがり症は生まれつきの性格ではありません。ただ性格から来る心のあり方があがりの症状を引き起こす大きな要因になっています。

 人にどう思われるか・人によく思われたい・失敗したくない こういった人と比較したり、自分を飾ろうとする過剰な意識があがり症の原因となります。

 これはほとんどの人が持っている意識ですから誰でもあがりますが、失敗したときに、こうした自分を飾る心が強い人ほど惨めな思いにとらわれ、それ以降人前で話すことに苦手意識を持ち、不安をつのらせていきます。

 この苦手意識が人前で話すことから逃げるようにしていくのですが、その結果、次第にあがりへの不安がふくらみ、恐怖心へと変わっていきます。

 これが多くの人のあがり症の原因です。見栄をはる心の強い人ほど、恐怖心も強くなります。
 

■ そのままの自分を出す練習

 もともとあがり症の本質には、自分をよく見せたい思いや人にどう思われるかといった人との比較がありますので、あがり症を治すには、この心の構えを取り除いていく努力が必要です。

onnnanoko3 ある女子大生なのですが、卒論の発表をみんなの前でしなければならないので、あがり症の彼女はそのために、授業の合間をぬって話し方教室で発表の練習をしました。結果は100%満足のいくものではないにしても難なくこなせたそうです。

 その後遠方へ就職をされていたのですが、休みの時にひょこっと教室へ顔を出されたのです。その時のスピーチは泣きながらお父さんを亡くされた話をされました。実に素直に自分が出せているのです。

 それから数ヶ月経って再びいらした時には「私は今、人前で話すのがとても楽しい」と報告されました。彼女のあがり症が治った要因は、たぶん自分を飾らずに話が出来るようになったからではないかと思うのです。

 この人のように思い切って、自分の思いや気持ちをそのまま、飾ることなく話してみてください。心の構えという壁を取り除くという体験が、話す重荷を軽くしてくれます。そのままの自分を出せる練習・・・これがあがり症を治すのに、とても大切な働きをします。
 

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公開日:
最終更新日:2014/06/05

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