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自分を飾らない


09 見栄をはるとか人によく思われたいと思うのは、自分を飾る心であり、虚飾の心です。ほんとうの自分を隠そうとする心です。

 あがり症を治そうと思う人は、まず第一にこの自分を飾ろうとする心をなくすように心がける必要があります。あがり症の第一の原因は、この自分を飾ろうとする心にあるからです。

 また、この心が強くあるうちは、なかなかあがり症は治らないのです。人前に立つとたくさんの人の目が自分にそそがれます。気が小さくてダメな自分を見透かされそうで恐怖すら感じます。

 人前での話し方でも日常の会話でもそうですが、気を遣いすぎるのがよくないのです。「よく思われたい」とか「こんなことを言ったら嫌われるんじゃないだろうか」とか余計なことを考えて話すと疲れます。


 話すことは本来楽しいはずなのに、余計な雑念が苦手意識をつくっているのです。この雑念を取り払うとは、ありのまま、そのままの自分でいるということです。

 私たちは、小さい頃から人の目、人からの評価を気にして生きて来ましたから、どうしてもありのままの自分を人に悟られるのが嫌なのです。でも仮面の自分を評価されたからとて何の価値もありません。

 本当の価値はありのまま、そのままの自分を受け入れられたときに生じます。あがり症を治す道は、この本当の価値を取り戻すすばらしい道でもあるのです。
 

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公開日:
最終更新日:2014/09/15

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