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「トイレの神様」の決意


agrimodelk 人は必要にせまられた時、自分の本当の力が出ます。

 自分はあがり症だと思っていた人でも、必要にせまられたときあがり症を克服した人もいるのです。子どもの頃に苦手だったから自分はあがり症だと思い込み、人前で話したり、歌ったりすることから避けている人が多いのですが、あがらない自分だって自分の中に存在するのです。

 植村花菜さんという歌手がいます。「トイレの神様」でNHKの紅白歌合戦に出る人です。今見るととても想像できないのですが、花菜さんは小学生の頃から人見知りであがり症だったそうです。慣れるまで人前でほとんどしゃべれない女の子だったそうです。

kana 学校の授業でも本読みが回ってきそうなだけで心臓がバクバク、緊張がピークに達していたと言っています。

 プロの歌手をめざして大阪の音楽学校で学んでいる頃、初めてのライブでは、口から心臓が飛び出そうなほど緊張し、実力がまったく出せずに死ぬほど悔しい思いをしたそうです。花菜さんは、そのときに「もう絶対アガらない」と決意をし、それ以来本当にあがらなくなったと述べています



 これは必要にせまられて出てきた花菜さんの本当の姿です。花菜さんの決意が自分の内面に眠っていた本当の自分を押し出させたのです。決意の力です。プロの歌手になるという花菜さんの差し迫った状況がなければ、もしかしたら彼女はいまでも、「私はあがり症です」と思い込んだままだったかも知れません。

 あがり症は心の状態が現われた姿ですので、心を整える必要があります。私たちは、人前に立つとき、「もしかしたらアガるかも知れない」という不安を心のどこかに抱えています。この心の不安が人前に立ったとき、不安定な状況をつくり出しています。

 「もう絶対アガらない」という決意は、「アガるかも知れない」というあいまいな心を払拭し、強い観念に変えていく力があります。私たちは、この植村花菜さんの決意とその結果をよくよく学び取る必要があります。
 

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公開日:
最終更新日:2014/06/05

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