型から入る

ほとんどの人は人前に立つだけで不安になります。その不安を少しでも和らげるために私たちの教室では一つの型から入っています。慣れるまでは全員同じ型です。それを『話し方の作法』とよんでいます。
毎回 々同じ型から話しを始めますので、繰り返しの効果で不安の解消に大変役にたっています。そのうえ見た目にとてもいいのです。話し方にゆとりと美しさが出ます。それをレッスンしてみましょう。

【Ⅰ】 人前での話し方の作法
■ おじぎの仕方
・ みなさま(ん) おはようございます。
・ おじぎ (挨拶のあとにおじぎをします。おじぎは45°でします)
・ ○○○○です。(頭を上げてから名前を言う)
■ 手の置き場
・ 手は自然に前の方に重ねておきます。
人前では挨拶と同時に頭を下げるより、ひとつひとつを切り離して行ったほうが落ち着いて見えます。そして挨拶、おじぎ、名前の動作のあいだに間があれば聞き手にいい感じを与えます。
【Ⅱ】 人前での話し方の基本的な型
■ サンドイッチ方式
・ みなさま(ん) こんにちは。(おじぎ)○○○○です。
・ 何々についてお話します。(話の内容)
・ 何々についてお話しました○○○○でした。(ありがとうございました)
挨拶、名前を話の始めと終わりではさみます。
話し方は本来自由です。でも苦手な人にとってはこうした型から入ったほうがとても楽です。多くの人が話し慣れないために(どう話をまとめたらいいか)(どう話を終わらせたらいいか)がわからなくて立ち往生してしまいます。
基本が大切です。基本を繰り返し練習すればなんとかなるものです。
公開日:
最終更新日:2014/06/05