心の緊張をほどくには

心が緊張している時には体も緊張してかたくなっていますので、体の方をほぐして心の緊張をやわらげることもあがり症の克服にはとても大切です。
心の緊張が極度にたかまりますと動悸がはげしくなり、呼吸も速くなりますので、意識的にゆっくりとした呼吸をする訓練も必要です。

たとえばいつも体の力を抜いて、手で大きく「あ」の字を書くという行為を常日頃習慣的にやっていれば、「あ」の字を手で書けば体がくつろぐという条件反射が出来てきます。
人前で話さなければならなくなってから急に呼吸法をやったり、「あ」の字を書いても何の役にも立ちません。繰り返し繰り返し体に覚えさせた努力が結果として実を結びます。
人前で話すのが苦手だという人も、繰り返し人前に立つことで、心と体が人に見られるということになじんできて苦手意識がなくなります。自分はどうにもならないあがり症だと決めつけないで、ゆっくりと時間をかけてあがり症克服へ取り組んでください。
次は あがり症克服に「鏡」
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最終更新日:2014/06/05