対立心をやわらげる

なぜ対立心があがり症を引き起こしているのでしょうか?それは自らの経験を思い出してごらんになればわかります。
会議の席などに、こわい上司がいたり、あるいは集会の席で苦手な人がいるとにわかに緊張しませんか?
PTAの懇談会の席に苦手なお母さんを見たら、いっぺんに緊張してしまったという話はよく聞きます。
私たちは自分を受け入れてくれる人の前では、たとえば家族とかの前では緊張しません。それはたとえ何かを失敗してもさほど自分が傷つくことはないからです。
自分を受けいるてくれる人は、失敗してもそれでその人を嫌ったり、さげすんだりしません。安心していられるのです。
ところが、社会では、自分を快く思っていない人や、あまり評価してくれない人も大勢います。この人たちは、自分を受け入れてくれていない人たちです。
また、上司などはどうしても評価してもらわなくてはならない存在ですから、緊張する対象です。
こうした人たちは自分にとって、こちら側ではなくあちら側の人たちです。ひっくるめて言えば、対立する人たちです。
ここにあがりの症状を引き起こす要因があります。
あがり症対策としては、対立心をなんとかやわらげて、調和の心へもっていくことが大切です。
そうした自分にとって対立する人がいたら、「いやだな」という気持ちを持たないように努力し、ここのいる人たちはみんな縁のある仲間だと強く意識するのです。
できればポジティブに捉えて、「自分を磨いてくれる人」くらいに思い、感謝できればしめたものです。事実自分を受け入れてくれている人たちばかりでしたら、私たちは一向に進歩しないでしょう。
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